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性器にできたイボは尖圭コンジローマかも?

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスを原因とする性病です。ヒトパピローマウイルスには多くの型が存在し、一般的には6型と11型が多いとされます。16型と18型の場合は子宮頸がんを有している、あるいは子宮頸がんを発症するリスク高い傾向にあります。

尖圭コンジローマの最もみられる症状は、感染部分にイボができることです。発症原因となるヒトパピローマウイルスはこのイボの中に最も多く存在していますが、症状はイボだけでなくその他の皮膚や粘膜の病変も起こり得ます。そういった感染部分が性的接触として皮膚や粘膜に触れると、微細な傷からウイルスが侵入して感染に至ります。

また、尖圭コンジローマは性器や肛門周辺以外にも感染します。特に口唇や口腔には多く見られ、場合によっては喉にできものが生じることがあります。ヒトパピローマウイルスの潜伏期間は3週間から8ヶ月と幅が広いのですが、その辺りにイボが生じた場合は感染経路となり得る性的接触がなかったかを考えてみましょう。

尖圭コンジローマは症状を放置したままでも20%から30%の方は自然治癒しますが、場合により悪性転化する可能性を含む性病です。悪性転化する場合は、長期潜伏後に発症することが多いと言われています。

尖圭コンジローマの治療法は、切除手術・レーザー手術・治療薬などです。手術ではイボを取り除くため薬剤よりも早期の改善が見込めますが、体に多少の負担がかかることは否めません。治療薬では、尖圭コンジローマに有効なクリーム状の薬剤を使用します。

一般的な治療薬・予防薬は、ベセルナクリームです。主成分はイミキモドで、ジェネリックにイミキアドクリームがあります。ベセルナクリームもイミキアドクリームも主成分は同じですので、費用削減を望むならジェネリックの方を選ぶと良いでしょう。

ベセルナクリームは、日本初の尖圭コンジローマ治療薬です。手術治療よりも生命体の恒常性を乱す可能性が少ないため、比較的簡単に負担なく改善を図れます。再発率も下げるため、症状が引いた後の予防薬にも役立ちます。まずはベセルナクリームの効果を確認してみましょう。

基本的には、1日1回就寝前に患部へ塗ります。毎日塗るのではなく、週3回ペースで使用します。ベセルナクリームを塗ったら、そのまま6時間から10時間は洗い流さないでください。塗ったままの状態を保つために就寝前が勧められているため、洗い流さない・汗をかかない・拭き取らないのであれば就寝前以外でも問題ありません。

6時間から10時間経過したら、塗布部分を水やお湯で濡らした後に石鹸を使ってクリームを洗い流します。男性で包皮内のコンジローマを治そうとしている場合は少し方法が変わり、包皮を反転させてから患部を洗い流す作業を毎日続けます。大事なのは清潔にすることなので、クリームの塗布や患部洗浄を行う前は必ず手を綺麗にしてください。

クリームの使用可能部位は、体の外側に限ります。外性器や肛門周辺は問題ありませんが、尿道・膣内・子宮頸部・肛門・直腸内には使用できません。皮膚に外傷や損傷が見られる場合も、そこを避けながら使用してください。

手術などの外科的な治療を行った後、炎症が見られる場合は完全に治るまでベセルナクリームなどの外用薬は使用できません。また、何らかの要素で免疫抑制状態にある人は期待する効果が出にくいと言われています。