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マイナーな性病「トリコモナス」の原因や症状を紹介!

一般的にトリコモナスと呼ばれる性病は、正式には膣トリコモナス症と言います。原因となる病原体は腟トリコモナス原虫であり、この原虫が膣や尿路に寄生することで発生する性病です。膣トリコモナスと言っても、原虫は男性にも寄生します。男性の場合は尿路に感染し、単にトリコモナス症と呼びます。

感染経路には性的接触もありますが、分泌物が付着した衣類やタオルなどを介して移ることもあります。潜伏期間は不明ですが、症状は女性の方が明らかになります。男性は自覚症状がほぼないため、気付かないケースがほとんどだと言われています。女性の症状は、おりもの増加・外陰や膣の刺激感・痒みがよく見られます。

検査方法は、感染部の病原体検出と病変部の顕微鏡観察です。トリコモナスは放置しても治らないため、たとえ自然に症状が引いたとしても再び発生します。適切な治療を行わないと不快な症状は繰り返され、場合により感染部が重篤な状態となり得ます。

治療には、メトロニダゾールという有効成分を使います。メトロニダゾールはニトロイミダゾール系の抗原虫薬・抗菌薬に配合される成分で、日本ではフラジールの商品名で知られています。主成分名はメトロニダゾールですが、製品としてはフラジールの名で提供されることが多いということです。

メトロニダゾールは、1961年から日本におけるトリコモナス治療に取り入れられている歴史のある成分です。他、ヘリコバクターピロリ菌の感染症・それに関する胃潰瘍や十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫などにも用いられます。

用法ですが、成人に対しては1回250mgを1日2回10日間連続で経口投与します。これは通常の用法・用量ですので、個人の状態によって増減することがあります。また、年齢や体内機能の状態、現疾患状況や薬の併用など注意が必要な点はいろいろあります。ちゃんと医師に相談した上で、適切な指示のもとに服用してください。

トリコモナスは、ヘルペス・尖圭コンジローマ・クラミジアなどと比べればメジャーな病気です。しかし、感染者数は若年層から高齢者まで幅広くいます。実際に生きている中でなり得ない病気ではないため、若年層や高齢・壮年・中年・青年といった年齢問わず予防の意識が必要です。

多くの感染原因は性的接触であるため、性行為の機会がある方は第一に予防としてコンドームなどを使用するセーファーセックスを心がけてください。特に男性は原虫を持っていても無症状で気付いていないケースがあるため、実際に何かしらの性病になっているか否かは問わずちゃんと安全な行為を実行してください。

女性側も男性同様あらゆる性病になり得るため、セーファーセックスの意識を持って行為におよぶようにしましょう。もし性行為後に異変を感じたのであれば、軽度でも婦人科への受診をおすすめします。男性の場合も性行為後に異変や些細な違和感でも感じた時には、泌尿器科などに受診した方が良いでしょう。