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ペニシリンで梅毒は治せる!梅毒の症状や予防法も教えます!

薬を飲む男性

梅毒の原因は梅毒トリポネーラであり、これを病原体として発症する性病です。基本的には、病原体を持つ者との粘膜や皮膚が触れ合う性的接触が感染経路になります。性病と言っても、発症者が妊婦の場合は胎児や新生児に母子感染します。

母子感染で移ったものは先天梅毒と呼ばれ、その赤ちゃんの分泌液にも菌が大量に存在します。胎児の時に感染した場合は、死産・早産・新生児死亡の原因になり得ます。また、奇形の原因にもなると言われています。

潜伏期間は約3週間ですが、発症後は第I期・第II期・晩期顕性梅毒といった経過を経ることになります。また、それから10年から30年以上ほどかけて進行は続きます。ちなみに、性的接触により他人に移る感染源となり得るのは第I期か第II期にある者だけです。

第I期は、感染後から3週間ほど経過した頃を言います。この頃は、感染部位に出血も痛みもない硬めの潰瘍(びらん)ができます。また、付近のリンパ節には腫れが見られます。

第II期は、感染後から数カ月(約3週間から12週間)ほど経過した頃を言います。この頃の一般的な症状は、発熱・倦怠感・発疹などです。第II期に入るまで治療を行っていない場合は、手の平・足の裏・全身に赤色の発疹が出ることがあります。数週間で消えます。しかし抗菌薬で治療しない限り菌は存在し続けるため、第II期までに適切な治療を受けないと数年後の臓器障害リスクが格段に上がります。

晩期顕性梅毒は、第II期を経てから突入する時期です。大体は感染してから数年後に、晩期顕性の兆候が見られるようになります。この頃は、皮膚・筋肉・骨などにゴムに似た腫瘍ができます。心臓・血管・脳など複数の臓器に病変が起きることも多く、それにより死亡するケースもあります。

3段階の期間を経た後、10年から30年ほどは心臓・血管・脳が冒され続けます。この頃を第III期、晩期顕生梅毒の頃を第Ⅳ期と言うこともあります。脳が冒されるため、場合によっては精神的な病状が起こり得ます。進行度が高いほど、より深刻な病状となるため注意が必要です。

治療には、アモキシシリンやアンピシリンといったペニシリン系の抗生物質を使います。アンピシリンは歴史ある感染症治療薬で、ビクシリン・ユナシン・スルバクシン・ビスルシン・ユナスピン・ユーシオンなどの商品名があります。一般的にはビクシリンやユナシンが多く、梅毒トリポネーラに対しては経口剤を用います。

アモキシシリンはアンピシリンとほぼ同じ構造を持つペニシリン系抗生物質で、腸からの吸収率が良いことから経口摂取薬が基本です。主成分とする製品には、アモリン・オーグメンチン・サワシリン・パセトシン・ボノピオン・ラベキュア・ワイドシリンなどがあります。ノバモックスというのもありますが、ノバモックスはサワシリンのジェネリックです。

予防法はセーファーセックスですが、梅毒は皮膚から皮膚にも感染します。そのため、皮膚症状の跡に接触することも感染経路になります。この性病は皮膚の跡はえぐれたようになる特徴があるため、皮膚の一部にそういったものが見られる場合には予防のため触れないようにしてください。